皮膚がんとほくろの症状の違い

胃がんや大腸がんなどに比べると、日本人の発生率は低いという皮膚がんですが、環境の悪化などにより、強い紫外線が地上に降り注ぐことで、これから先は今までよりも発生率が上がるのではないかと懸念されている癌でもあります。

しかし発生率が低いこともあり、認知度が低い癌ですから皮膚がんの種類にはどういったモノがありどれくらいの種類があるのかという事は、あまり知られていません。 皮膚がんは、皮膚に発生する悪性腫瘍の総称であり、発生する部位により分類する事が出来ます。 特に表皮で発生する有棘癌と基底癌の発症率が高くなっています。

また、転移する危険性が高いものの中には、ほくろ癌ともいわれる悪性黒色腫があり、これはメラノーマという呼び方でも知られているものです。 有棘癌は、基底層より上にある角化細胞から発生する癌です。 皮膚がこぶのようになったり、潰瘍状になることもあります。


紫外線の影響や放射線、またウイルスにか発症要因とされています。 基底細胞癌は、表皮の基底にある細胞から発生し、日本人にはもっとも多い皮膚がんです。 頭や顔などに症状が発生し、目元や鼻などに多発します。

原因としては紫外線の影響が強いため、長年紫外線を浴びて老化した60代以上の年長者に多く見られます。 悪性黒色腫は、ほくろと見分けがつきにくいために発見が遅れる事も多いもので、メラニンを生産するメラノサイトから発生する癌です。 顔などよりも、足の裏などにほくろのような症状が見られる事が多いです。

皮膚がんの生存率は、他の癌と比較すると良好で、早期発見の場合は完治するケースが多い事が特徴です。 ですから異常を感じたらすぐに診察を受け、早期発見早期治療が肝心な病気となります。


たくさんの種類がある皮膚がんの中でも、発見が難しく、特に恐れられているのがメラノーマというものです。 皮膚にできたメラノーマは黒いほくろのようにみえるので、本物のほくろと違いが分からないために、がんであることをなかなか自覚できず、発見が遅れてしまうのです。

手遅れになる前に発見するために、メラノーマの初期症状を十分に理解しておく必要があります。 通常のほくろは表面に凹凸がなくすべすべしていて、色が均一です。 もし、触ってみてしこりがあったり、くすんだ色をしていたらメラノーマの症状である可能性を考えたほうがいいと思います。

また、小さかったほくろが急激に大きくなったら、それは高確率でメラノーマの初期症状なので、違いを覚えておきましょう。 ほくろが急に大きくなることはそうありませんが、メラノーマは皮膚がんの中でも進行が早く、目に見えて大きくなっていきます。


5mmを超える大きさになったら病院に行って診察を受けることをおすすめします。 他にも、痛みやかゆみ、出血といったほくろとは違った初期症状もあります。 ちょっとしたことであっても、そのままにしないで検査を受けるべきです。

皮膚がんは早期発見ができれば手術ですぐに治すことができる病気です。 本来ならば内臓や骨にできるがんよりは目に付きやすく、発見しやすいはずです。

たかがほくろだと思っていても、その判断が命取りかもしれません。 常に自分の体の異常には敏感でいること、少しでも気になれば病院で診察を受けることが大切です。